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本宿(もとじゅく)遺跡・町北(まちきた)遺跡

令和5年6月 調査
調査場所
安中市安中1丁目
調査期間
令和5年4月1日~令和5年6月30日
主な時代
縄文、弥生、古墳、古代、中・近世
遺跡の内容
6月は町北遺跡の調査を行い、3a区で1号竪穴建物(奈良時代)を確認しました。カマドは残存状態が良好で、煙道上面を保護するために瓦を転用していました。6区では両側に溝を持つ幅4.2mの道(1号道)を長さ22mにわたって調査しました。時期は下層に天仁元(1108)年に噴火した浅間山の軽石(As-B)が堆積していることから、鎌倉~戦国時代頃と推定されます。また、3c区と8区では、天明3(1783)年に噴火した浅間山の軽石(As-A)を埋設した復旧坑を調査しました。調査は今月で終了しました。
連絡先
本宿遺跡・町北遺跡調査事務所 070-2815-3900
1 カマドの調査状況(1号竪穴建物)
2 1号道の調査状況
3 3c区 As-A復旧坑の調査状況
4 8区 As-A復旧坑の断面の状況