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上郷岡原(かみごうおかのはら)遺跡 【八ッ場ダム建設関連】
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= 江戸時代の朱漆塗椀 【約220年前】 =
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上郷岡原遺跡は、吾妻郡東吾妻町三島に所在します。八ッ場ダム建設に伴う発掘調査が、平成13年度から今年度にかけて実施されています。資料整理作業は、平成18年度から実施されており、現在も継続で行われています。平成18年度は、平成14年度に発掘調査を行った資料整理作業を行いました。
この平成14年度の発掘調査では、天明三(1783)年の浅間山泥流で埋もれた村が発見されました。具体的には、建物2軒・掘立柱建物5棟・便槽6基・道6条・畑36区画・水田7枚・井戸1基等の遺構が検出されています。特に、建物2軒の内2号建物は建築部材が良好に残存しており、その建物の西側の溝からは色鮮やかな朱漆塗椀が36点も出土しました。
これら、朱漆塗椀は平・親椀・汁椀等で、底部には黒漆で「吉」・「杤」・「日野杤」・「綿吉仕入」と書かれていました。たまたま、浅間山泥流に流されて溝に落ちたために溝にたまった水で約220年間も保存されていたのだと推定されます。
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2号建物の座敷部出土状況。
災害現場のような生々しさが伝わってくる。
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2号建物脇の溝から出土した朱漆塗椀。
約220年もの長きにわたって保存されていた。
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