平成19年4月調査
 
半田常法院遺跡(はんだじょうぼういんいせき)
調査場所: 渋川市半田地内
調査期間: 平成19年4月1日〜平成19年5月18日
主な時代: 近世
遺跡の内容:  一般国道17号前橋渋川バイパス建設工事関連の発掘調査です。南流する午王川(ごおうがわ)の西に接した南北に長い二等辺三角形の範囲が調査区域で、江戸時代の天明三(1783)年の浅間山噴火に伴う泥流に埋没した水田を調査する予定でしたが、水田は発見されませんでした。
 しかし、同じ泥流で埋没した石垣を伴う堀の跡を検出しました。堀は底面の幅が約1.0m、深さは1m前後で、南半部西側では4段の石垣が積まれた状態で発見され、根石は約35mにわたって北部に蛇行して延びていました。東側の石垣は根石のみが残っていました。一部は根石や積み石の抜き跡が残っています。堀の内部はすべて泥流で埋没し、石のすき間にも泥流が詰まっていました。さらに、堀の底面から浮いた状態で、石塔の一部や石仏が出土しています。近くに「常法院」と呼ばれる寺があったと伝えられますが、所在や規模などは不明です。
連 絡 先: 遺跡調査事務所 0279−23−1210
4段ほど残存している南半部の石垣(北から) 午王川に向かって蛇行する北半部の石垣(南から)
4段ほど残存している南半部の石垣(北から) 午王川に向かって蛇行する北半部の石垣(南から)