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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

金井下新田(かないしもしんでん)遺跡・金井東裏(かないひがしうら)遺跡 平成28年8調査
調査場所

渋川市金井地内

調査期間

平成28年4月1日~平成29年3月31日

調査原因

平成28年度(国)353号金井バイパス(上信自動車道)単独7軸道路整備推進事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県渋川土木事務所

主な時代

縄文時代・弥生時代・古墳時代

遺跡の内容


囲い状遺構は、高さ3mの網代垣で約55m四方に区画されており、8月はその南西~北西辺の柱穴の調査を行いました。内部を遮蔽する網代垣を支えていた柱は、地中におよそ1mの深さで埋められていたことが確認できました(写真1)。南西端の柱の深さはおよそ1.3mで、他の柱よりも深い構造になっていました。地上の高さが3mの網代垣を支えるには1m程度の深さの柱穴が必要であったのでしょう。柱穴の掘り方の直径は30cm程度で、柱の痕跡の形状から四角い柱材も確認できました。囲い状遺構の1号ピットの断面は他の柱穴の断面と異なり、柱が倒れる際に柱穴の北西側を削った痕跡がありました(写真2)。火砕流が北西方向からこの遺跡を襲い、網代垣が南東方向に倒され時に柱が途中で折れたためと考えられます。

連絡先/金井下新田遺跡調査事務所 090-2414-2561


写真1 柱穴断面

写真1 柱穴断面

写真2 1号ピット断面

写真2 1号ピット断面


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