歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

金井下新田(かないしもしんでん)遺跡・金井東裏(かないひがしうら)遺跡 平成28年7月調査
調査場所

渋川市金井地内

調査期間

平成28年4月1日~平成29年3月31日

調査原因

平成28年度(国)353号金井バイパス(上信自動車道)単独7軸道路整備推進事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県渋川土木事務所

主な時代

縄文・弥生・古墳

遺跡の内容


7月は、囲い状遺構南西に確認された1号掘立柱建物内の祭祀遺構群の調査を行いました。この祭祀遺構からは、臼玉や石製模造品、粒状の礫、土器(写真1)や子持ち勾玉(写真2)などの遺物が調査途中ですでに5000点以上出土しています。祭祀に使われた杯や高杯は、それぞれ祭祀後に破砕されていることがわかってきました(写真3、4)。杯は、上から強く押される形で破砕されています。高杯は、縁の一部をたたいて壊されている様子も確認することができ、共通するルールによって破砕されている可能性がありそうです。囲い状遺構が存在していた以前の時代の調査では、竪穴住居11棟、土坑6基、ピット20基ほどを検出しました。竪穴住居の中には、カマドと炉を併せ持ったものも2棟確認することができました。炉を活用した生活からカマドへの変換期を迎えていた5世紀前~中ごろの竪穴住居と考えられます。

連絡先/金井下新田遺跡調査事務所 090-2414-2561


写真1 祭祀土器

写真1 祭祀土器

写真2 子持ち勾玉

写真2 子持ち勾玉


写真3 破砕された土器1

写真3 破砕された土器1

写真4 破砕された土器2

写真4 破砕された土器2

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