歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

金井下新田(かないしもしんでん)遺跡・金井東裏(かないひがしうら)遺跡 平成27年5月調査
調査場所

渋川市金井地内

調査期間

平成27年4月1日~平成28年3月31日

調査原因

平成27年度(国)353号金井バイパス(上信自動車道)道路改築事業(国道・連携)

委託者

群馬県渋川土木事務所

主な時代

縄文・弥生・古墳・中近世

遺跡の内容


今年度新たに調査が開始となった1区(南側の一部は昨年度から調査継続中)と5区西側の調査に入り、Hr-FP(榛名山二ッ岳軽石)の上の面(以下「FP上面」)とHr-FPが降下する直前の面(以下「FP下面」)の調査を行いました。FP上面で確認できたのは、1区、5区共に中・近世以降の土坑数基と溝、現代の耕作痕等でした。
5区のFP下面で畦(あぜ)状の高まりと道と見られるくぼみを検出しました。写真3の中央に畦状の高まりがあり、それを横切るように、黄色く見えるのが道状のくぼみです。また、付近からは馬の蹄跡が見つかりました。FP下面ではこれまで、隣接する金井東裏遺跡を含めても、一部の調査区で馬の蹄跡が確認されただけで、特に遺構と見られるものは見つかっていませんでした。今回検出した畦(あぜ)状の高まりと道状のくぼみが人為的なものかどうかは不確定ですが、もしこれが人の生活に関わるものであれば、6世紀初頭の未曾有の噴火災害(FA)の後、6世紀中葉に再び大噴火(FP)が起こるまでの数十年の間に、新たにこの地で生活を営もうとしていた人たちがいたことになります。今後の調査で明らかにしていきたいと思います。


連絡先
金井下新田遺跡調査事務所 090-2414-2561


写真1 1区 FP上面全景

写真1 1区 FP上面全景

写真2 5区 FP下面調査風景

写真2 5区 FP下面調査風景

写真3 5区 畦状の高まりと道状のくぼみ

写真3 5区 畦状の高まりと道状のくぼみ

写真4 5区 馬の蹄跡

写真4 5区 馬の蹄跡

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