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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

金井下新田(かないしもしんでん)遺跡 平成26年9月調査
調査場所

渋川市金井地内

調査期間

平成26年4月1日~平成26年11月30日

調査原因

(国)353号金井バイパス(上信自動車道)道路改築事業

委託者

渋川土木事務所

主な時代

縄文・弥生・古墳・中近世

遺跡の内容


 金井下新田遺跡は、2区と3区の調査が終了し、9月は南寄りの4区の調査に入りました。4区の調査では、Hr-FAの最初に降り積もった火山灰の上から、人の足跡と馬の蹄跡が確認されました(写真1)。人の足跡は、指の跡がはっきりと残されているものが多く、金井東裏遺跡で発見された足跡と同様に裸足であったことがわかります。多くは東西に延びる道の上を東へ向かっていますが、西に向かうものもありました。足跡には、走ったり転んだりした様子はなく、逃げまどうという感じは受けませんでした。火山灰に残された足跡は、その後に発生した火砕流によって覆い尽くされます。何人の人が助かったのか、足跡を観察しているとそんなことが頭をよぎります。道の北側では祭祀遺構も見つかりました。谷の崖際に300点以上の土器と石製模造品を含め玉類が100点以上確認されました(写真2)。災害に遭った人々の驚愕と、自然の猛威に対する人々の祈りが感じられる4区です。

問い合わせ 
連絡先/金井下新田遺跡調査事務所  電話 090-2414-2561


写真1 火山灰の上に残る足跡と蹄跡 

写真1 火山灰の上に残る足跡と蹄跡

写真2 4区の祭祀遺構

写真2 4区の祭祀遺構

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