佐波郡玉村町南玉地内
平成23年10月1日~平成24年3月31日
古墳~江戸時代
南玉二丁町遺跡は、国道354号線バイパスの建設工事に伴う発掘調査で、本年10月から来年3月までの発掘調査事業です。
南玉二丁目遺跡の11月の調査は、先月に引き続き江戸時代に作られた復旧坑と呼ばれる土坑と、水路と考えられる遺構の調査を行いました。さらに江戸時代の遺構が確認された土層の下20㎝程の所から、中世の溝や古代の住居などが発見されました。先月発見された復旧抗は、天明3年(1783)の浅間山大噴火(通称「浅間焼け」)による軽石(As-A)を中心に埋めたものと、As-A軽石が混ざる洪水堆積土を埋めたものでしたが、さらにこの下からも18世紀中頃の寛保の洪水によると考えられる復旧抗が発見されました。
このことから、この地域が浅間山の噴火より以前から何回かの洪水を受け、そのたびに耕作地を復旧したことが分かりました。復旧抗の周りには溝が掘られ、復旧抗と耕作地の境界が見て取れます。また、灌漑用の水路と思われる溝も発見されています。中世の溝や古代の住居についてはまだ調査が始まったばかりのため、来月に報告したいと思います。
南玉二丁町遺蹟調査事務所 0270-64-5264

