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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

尾坂(おさか)遺跡平成22年7月調査
調査場所

吾妻郡長野原町大字長野原字尾坂地内

調査期間

平成22年4月1日~平成22年8月31日

主な時代

縄文・平安・近世

遺跡の内容

尾坂遺跡は蛇行しながら東流する吾妻川左岸の舌状台地上に立地し、旧長野原町立東中学校の跡地が主要部になります。本遺跡では平成18年度より毎年度継続して調査が行われています。今年度は遺跡内の西寄りで5月から発掘調査を開始しました。現地表面から3m下で天明3年(1783年)の浅間山の噴火に伴う泥流で埋没した畑が検出され、江戸時代の面の調査を終了した後、下層の平安時代の竪穴住居等の調査を開始しました。
平安時代の竪穴住居は江戸時代の畑を20cmほど掘り下げたところで確認され、その平面形は方形、大きさは1辺約4.5mで、深さは約30cmでした。
住居の東壁の部分に大きな石があったためか、石を避けるように壁がやや曲がって作られていました。煮炊きをするためのかまどは住居の北東の隅に作られ、平石を並べた石組み構造でした。かまどの近くからはかまどに掛けて使われていた11世紀頃の羽釜と呼ぶ土器の破片が出土しました。平成20年度の調査では本調査区の西側において同時期と思われる2軒の住居を検出しています。
この時期の住居は国道145号を挟んで北側の上位段丘面上に立地する長野原一本松遺跡においても10軒ほど検出されています。
この地域における平安時代の集落のありかたがわかりつつあります。

連絡先

尾坂遺跡調査事務所 0279-82-0937


平安時代の住居跡

写真1 6号住居の出入り口部分

石組みのかまど

写真2 石組みのかまど

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