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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

柴崎熊野前(しばさきくまのまえ)遺跡平成22年6月調査
調査場所

高崎市柴崎町地内

調査期間

平成22年6月1日~平成22年6月30日

主な時代

平安時代・中近世

遺跡の内容

柴崎熊野前遺跡では、群馬県立高崎高等養護学校の校舎などが増築される4カ所の地点で発掘調査を行いました。調査は6月の1ヶ月間でした。
この遺跡は北東部の微高地部分と南西側の低地部分からなり、微高地部からは平安時代の竪穴住居や江戸時代の溝が見つかりました。写真1の10世紀前半の竪穴住居は2軒が重なっており、新しい住居からはカマドが2基見つかっていて、カマドの造り替えがあったことが確認できました。江戸時代の溝は用水路と考えられる断面がU字形の溝のほか、断面がV字形に掘られ途中で直角に折れ曲がるものがありました。後者は屋敷の堀だったかもしれません。
低地部からは平安時代の水田や江戸時代の畠などが見つかっています。このうち、平安時代の水田は天仁元年(1108)に噴火した浅間山の火山灰(浅間B軽石)に覆われていました。また写真2の江戸時代の遺構では、天明3年(1783)に噴火した浅間山の火山灰(浅間A軽石)で埋没した畠を復旧しようと天地返しをした痕跡や、その火山灰を片付けるために掘られた穴などが見つかりました。
なお、調査期間中、学校の関係者の方々には多くのご協力をいただきました。ありがとうございました。

連絡先

群馬県埋蔵文化財調査事業団 0279-52-2511


平安時代の竪穴住居(西から)

写真1 平安時代の竪穴住居(西から)

江戸時代の復旧畠(南から)

写真2 江戸時代の復旧畠(南から)

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