吾妻郡長野原町大字長野原字尾坂
平成22年4月1日~平成22年6月30日
縄文・平安・江戸時代
尾坂遺跡では、旧長野原町立東中学校の移転後に発掘調査を行っています。本遺跡では平成6年から発掘調査が行われ、これまでに江戸時代の畑と民家の遺構が検出されています。特に畑跡は調査対象地の全域に広がり、ダイナミックな姿を見せてくれました。
今回は、その江戸時代の畑跡の下を調査したところ検出された、縄文時代の竪穴住居を紹介します。
新たにみつかった縄文時代中期後半の竪穴住居4軒のうち、2軒が敷石住居でした。敷石住居が作られる時期は縄文時代中期後半から後期後半までであり、比較的古い段階の敷石住居といえます。尾坂遺跡周辺では、ほかの地域とともに先駆けて敷石住居で生活していたのかもしれません。
また、この時代の集落は台地や山の緩斜面の上ではなく、川に近く狭い自然堤防上に立地していたようです。尾坂遺跡で見つかった住居は、はたして同じ長野原町内にある横壁中村遺跡や長野原一本松遺跡のような大きな集落跡の一部なのでしょうか。それとも、今回の場所に限定された状況で営まれたのでしょうか。
これからの調査による新しい発見から、新たな知見が得られるもものと思います。ご期待ください。
尾坂遺跡調査事務所 0279-82-0937

