前橋市青柳町
平成22年1月1日~平成22年3月31日
古墳時代
3月は北調査区を中心に調査をしました。北調査区では方墳1基、住居15軒、畑跡2群、溝2条が検出されました。
方墳は主体部がすでに失われており周堀の跡のみの検出でしたが、周堀より円筒埴輪片が検出されました。周堀の埋没土に6世紀初頭に噴火したと想定されている榛名二ッ岳渋川テフラ(Hr-FA)が含まれていることや、埴輪の形状からこの古墳は5世紀の後半から6世紀前半の間につくられたと考えられます。
住居は古墳時代初頭の時期のものが5軒、古墳時代前期の時期のものが1軒、古墳時代後期のものが9軒検出されました。古墳時代初頭の26号住居からは群馬在地系の土器、北陸系の土器、東海系の土器が検出されました。これは非常に珍しいことであり、整理の結果を待たなければなりませんが、赤城南麓のこの時代を知る良い資料となりそうです。古墳時代後期の24号住居はカマドの残存状況が良く、カマドのまわりで煮炊きなどで使用された土器が多く検出されました。
1月から3月にかけて調査を行いましたが、山王・柴遺跡は古墳時代全般を通して、継続的に人が生活していた集落跡であることがわかりました。
群馬県埋蔵文化財調査事業団 0279-52-2511

