歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

山王・柴(さんのう・しば)遺跡平成22年2月調査
調査場所

前橋市青柳町

調査期間

平成22年1月1日~平成22年3月31日

主な時代

古墳時代

遺跡の内容

1月の報告で竪穴住居6軒を検出としましたが、その後2月の調査では南部調査区全体で11軒の竪穴住居を検出しました。2軒の住居では、カマドを使用していたことがわかりましたが出土遺物の年代や、住居を埋没させた土に6世紀初頭の噴火に起因する榛名二ッ岳渋川テフラ(FAテフラ)が含まれており、それより古い時期の住居と考えられます。
また、小石槨墓(しょうせっかくぼ)の精査をすすめる中で、3号墓の床面より耳環1個、長さ約30cmの刀子1振を検出しました。
その他、調査区南側の境界際で、確認面を掘り込んで作られている古墳の石室を検出しました。石室の1/3は調査区外であるため全容は明らかにできませんが、石室の検出状況や他の類例を考えると袖を持つ横穴式石室であり、検出した部分は玄室(げんしつ=石室の主体部)であろうと思われます。この石室の床面からは耳環2個を検出しました。
現在北半部で調査を行っていますが、こちらの方でも古墳時代初頭の浅間山噴火によって降下した浅間C軽石に埋もれた竪穴住居が確認されています。古墳時代の住居群及び、墓域についての検討を進めながら、3月いっぱい調査を行います。

連絡先

山王・柴遺跡調査事務所 027-210-3133


3号墓出土の耳環及び刀子

3号墓出土の耳環及び刀子

横穴式石室と考えられる石室

横穴式石室と考えられる石室

前ページへ戻るページトップへ戻る