高崎市上中居町地内
平成22年2月1日~平成22年2月28日
古墳時代・平安時代
この遺跡は、高崎駅線東口線の工事に伴う発掘調査です。今回の調査では、平安時代の天仁元年(1108)に降下した浅間B軽石(As-B)の下面と、縄文時代以降の調査面の2面の調査を行いました。
浅間B軽石の下面では、畦などの水田に付随する遺構は確認できませんでした(写真1)。しかし、軽石層直下の黒色土中からイネのプラント・オパールが検出されたことから、水田であった可能性が高いものと考えられます。
縄文時代以降の調査面では、南西から北東の方向に走行する7条の溝を確認しました。いずれも出土遺物がほとんどないために詳細な年代は不明ですが、S字状口縁台付甕の破片を出土した溝があることから、古墳時代前期の可能性が考えられます。
今回の調査区域の西側と東側の微高地上では、主として古墳時代前期~平安時代の集落が既に発掘調査されていますが、今回の調査区域は竪穴住居などが立地しない、微高地と微高地の間の僅かな低地であることが分かりました。
この調査は、2月末日をもって終了です。
財団法人 群馬県埋蔵文化財調査事業団 0279-52-2511

