安中市西上磯部地内
平成21年4月1日~平成21年12月31日
縄文・弥生・古墳時代
12月末で南半部の調査も終了し、今回の調査はすべて終了となりました。調査できた竪穴住居は合計87軒で、時代別の内訳は、縄文時代前期5軒、弥生時代中期11軒、同後期55軒、古墳時代前期7軒、同後期9軒でした。
今月の調査では少し珍しい遺物が出土しています。写真1はスプーン形の土製品で、弥生時代後期の住居から出土しました。全長15㎝と大きめなので、直接口に入れることはできません。蓮華のように用いたか、あるいは何かを取り分けるのに用いたのでしょうか。写真2は穴の中にすっぽりと収まった完形の甕(かめ)です。弥生時代中期の住居の床下から見つかりました。高さ約25cm、口径約20cmほどあり、ヒビは入っているものの全く割れていません。口の周りには別の土器片があったので、あるいは大きな土器片で蓋(ふた)をしていたのかもしれません。何かを貯蔵していたものと思われますが、中からは何も出土しませんでした。
長谷津遺跡調査事務所 027-384-1466

