吾妻郡長野原町大字林地内
平成21年11月2日~平成21年12月24日
中世・江戸時代
遺跡は吾妻側左岸の最上位段丘面に位置します。調査は11月から開始し12月28日をもって終了しました。
12月の発掘調査では、ローム層を掘り下げてテラス状に平らにした2箇所から、礎石建物跡がそれぞれ1棟ずつと、他に掘立柱建物跡9棟、竪穴遺構2基・溝跡4本・土坑・ピット等が確認されました。これらは平成19年度に発掘調査された「林城」の北側部分に位置し、出土する遺物も14世紀から16世紀代であることから、城に関係する遺構である可能性が高いと言えます。
また、西側の沢に向かって傾斜する遺跡の西端では、縄文時代前期後半の竪穴住居跡1軒が検出されました。当遺跡の東に位置する林中原Ⅱ遺跡では、縄文時代前期から後期までの多数の遺構が検出されていましたが、そこから台地の中心部にかけた約300mもの間にはほとんど遺構が確認されませんでした。こうしたことから、縄文時代の集落は水が得やすい台地の縁に立地することが分かりました。
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