前橋市上細井町
平成21年7月1日~平成22年3月31日
奈良時代、平安時代
現在、上武道路の建設予定路線内で上町遺跡の東部(2区)の発掘を終了し、西部(1区)の調査を進めています。検出遺構は、奈良・平安時代の住居跡、掘立柱建物等の古代集落に関連する遺構が中心ですが、9月の調査では古代の道路と溜井の発見がありました。今回は特に古代道路について紹介します。
古代道路は、住居跡や掘立柱建物などからなる古代集落域の間を南北に抜ける浅い低地帯で検出されました。道路は東側台地部の西縁辺に沿い、幅3m~2.5m、長さ26mで調査区を南西方向から北東方向に緩く弧状に貫いています。道路の上面は、黄色ローム土や砂を踏み固めた厚さ20㎝前後の硬化面が形成されており、道路の両側には何度も改修を重ねた痕跡のある水路を伴っています。道路の時期は地層の堆積状況や出土遺物から平安時代以前に一定期間使用の後に廃絶したことが認められます。
なお、今後北延長部の調査を予定しているで、道路の構造や性格について検討を進めるための資料の追加が期待できます。
上町・時沢西紺屋谷戸遺跡発掘調査事務所 027-288-3727

