北群馬郡吉岡町大字北下 他
平成21年4月1日~平成21年12月31日
縄文・平安時代
県道高崎渋川線道路改築工事に伴う十日市遺跡群の発掘調査の中で、千代開南遺跡は7月から調査を実施しています。
遺跡からは、鍛冶炉(かじろ)を伴う少し大きな平安時代の竪穴住居跡が1軒見つかりました。住居の埋没土からは、鉄釘25点、鉄鏃2点、刀子1点、砥石3点、椀形滓(わんがたさい)1点が出土しました。また9世紀代の土器片が出土しています。住居の床面からは、(A)硬化した土で高まった面、(B)赤く焼けて割れた河原石、(C)焼土の塊が見られる場所、(D)土器や鉱滓が廃棄されていた浅い坑、などが見つかりました。(A)は作業で踏み固められた場所、(B)は作業に使用した台石、(C)は鍛冶炉の跡と考えられます。(B)の台石が使用時の場所に近いと考えれば、鞴(ふいご)の位置は(A)と(C)の間にあり、左手で操作した可能性もあります。
今後は、採取した住居の床面を構成する土壌を洗浄して、内容物を調べてみたいと思います。
十日市遺跡調査事務所 0279-54-7837

