吾妻郡長野原町大字林地内
平成21年4月1日~平成21年10月31日
縄文時代・弥生時代
この遺跡は吾妻川左岸の河岸段丘上に位置しています。国道と町道の新設工事に伴って発掘調査を継続して行っています。国道部分は一部を残してほぼ終了し、現在は町道部分の調査を主に進めています。これまでの調査によって、周辺一帯が縄文時代の大集落となっていることが明らかとなりました。
町道部分では、大規模な弧状列石が見つかり、周囲は縄文時代中期から後期の竪穴住居跡が配置された環状集落となっています。これまで100軒以上の住居跡が見つかっていますが、それぞれの住居跡は拡張や建て替えなどを行ったものもあり、長い期間にわたって人々の暮らしが延々と営まれていたことが分かります。今月の調査では、床面の一部に平坦な石を敷き、壁面に沿って小石を並べ板石が立てて巡らされていた柄鏡形敷石住居が注目されます。また、弥生時代では、長径1.2m程の楕円形の土坑から蓋(ふた)をするように石斧が置かれた前期の条痕文を施した口縁のない壺の上部が出土しました。骨などはまだ見つかっていませんが、再葬墓として構築された可能性もあります。
調査区周辺では道路新設工事が着々と進み、来月は発掘調査も終盤となります。
遺跡調査事務所 0279-82-0466

