安中市西上磯部地内
平成21年4月1日~平成21年12月31日
縄文・弥生・古墳
調査開始から5ヶ月目となり、現在の調査区の調査も終盤となってきました。本遺跡ではこれまで弥生時代の竪穴住居を中心に調査を行ってきましたが、今月末になって初めて縄文時代の竪穴住居が見つかりました(写真1)。出土した土器から縄文時代前期のものと思われ、2軒が重複しています。弥生時代の住居に大きく壊されていますが、一辺3.5~4.5mのやや歪んだ方形で、中央付近に炉を設けています。
弥生時代の竪穴住居の調査では、ある一軒の住居の床下を掘り下げたところ、住居を造る際に付いた鋤先の痕跡が見つかりました(写真2)。竪穴住居を造るときには、床面にする深さよりも少し深くまで地面を掘り、その後土を平らに埋め戻して床面を作るのがふつうですが、鋤先の痕跡はその底面にくっきりと残っていました。この痕跡からは鋤先の形状や、土を掘った方向まで分かり、1800年もの時間を隔てて、この住居を作った人達を身近に感じることができました。
遺跡調査事務所 027-384-1466

