吾妻郡長野原町大字川原畑字西宮地内
平成20年10月1日~平成20年12月26日
江戸時代(天明三年)
1区では先月調査した南側の続きで、北側部分の調査を行い、畑・復旧溝・暗渠の続きが検出されました。東側は天明三年以前の山津波による土砂の堆積が多いため、耕作に邪魔な石を積み上げたヤックラが築かれていました。
2区東側では、畑の間に周囲を溝で掘り込み貼り床をした小屋が見つかり、内部には灰や炭が残った炉がありました。
また、通常の畑とは別にヤックラの石の上にわざわざ土を盛って作られた畑が検出されました。少しでも畑を確保しようとしたのでしょうか。西側では、傾斜部に石垣を築きスイッチバック状に畑が築かれていました。
さらに、泥流に巻き込まれる直前に焼失したと思われる屋敷の一部が検出されました。炭化した竹小舞(割竹が格子状に組まれており、周りを粘土で固めた壁材)が石垣に張り付いて検出されました。これは泥流によって押しつけられたと考えられます。
主な遺物としては、二朱銀や鉄鍋、陶磁器などが見つかっています。
今年度の調査は12月で終了し、来年度以降に継続します。
遺跡調査事務所 027(269)9713
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| 1-2区空撮 上が北 | 壁材:竹小舞検出状況 |