歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

南久保遺跡(みなみくぼいせき)平成20年5月調査
調査場所

伊勢崎市鹿島町

調査期間

成20年4月1日~平成20年5月30日

主な時代

奈良時代

遺跡の内容

伊勢崎警察署移転新築事業に伴う発掘調査です。第1区に古代の道路遺構が確認され調査を進めました。この道路は、幅が約6mあり、両側に側溝を持つ大きなものです。
向きは東西の方位にほぼ一致しており、形状は一直線状に造られています。これらのことから、古代の官道として整備されたものであると考えられます。側溝を調査すると、覆土の中に8世紀の遺物や弘仁9年(818年)の地震に伴う噴砂が入り込んでいることが確認されました。このことから、側溝は9世紀の初めには既に埋まってしまっていたと考えられます。
また、道路断面を調査すると、固く締まった浅黄色の細かい砂が何層も平らに重ねられていることが分かりました。
このことから、道路が路面を修復しながら使用され続けてきた様子を読み取ることができます。この道路については、今後、近くにある古代郡衙正倉跡三軒屋遺跡とのつながりなどを検討していくことによって更に明らかになってくるであろうと思われます。

連絡先

遺跡調査事務所 027(269)9713


古代の道路遺構 北側溝の様子
古代の道路遺構
道路は東西に一直線に伸びている。
中央遠方に見える森の周辺が三軒屋遺跡。
北側溝の様子
8世紀の坏の破片や
噴砂(地震により液状化した砂) が見られる。

前ページへ戻るページトップへ戻る