歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品群馬の遺跡案内

西毛地区白石古墳群(しろいしこふんぐん)-藤岡市白石 古墳時代-

鏑川と鮎川にはさまれた藤岡市白石は、古墳の多い群馬県でも指折りの古墳の数を誇る地域です。鮎川の西岸に、南北約2キロにわたって広がる白石古墳群には、前方後円墳、方墳、円墳など、さまざまな形の古墳があります。
古墳時代の各時期にわたる、数多くの素晴らしい古墳があって、さながら「古墳の野外博物館」といった雰囲気を持つ地域です。

見学案内
上信越自動車道藤岡ICより吉井方面約15分

国や県、市の史跡として、大切に保存されている古墳だけでも
白石稲荷山古墳・十二天塚古墳・十二天塚北古墳(1993年に国指定史跡)
七輿山古墳(1927年に国指定、1996年に追加指定)
伊勢塚古墳(1973年に県指定)
皇子塚古墳(1992年に県指定史跡) 平井地区1号古墳〈1993年に県指定史跡)
喜蔵塚古墳(1968年に市指定史跡)
堀越塚古墳(1970年に市指定)があります。

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は遺跡の位置を表しています。
ここがポイント

墳の形、大きさ、遺体を納めた石棺や石室の作り方もさまざまで、遺体といっしょに納められた品物も、時期によって違いがあります。
4世紀の古墳は見つかっていませんが、5世紀から7世紀まで、古墳とその時代の特徴を、歩いて学べる古墳群です。
白石稲荷山古墳は全長170mをこえるという、5世紀前半の大型前方後円墳。
石を積み上げた遺体を納める施設(礫郭:れきかく)が2カ所で見つかっていて、それぞれに、たくさんの副葬品が納められていました。
十二天塚古墳は、近年の調査で2基の方墳である事がわかりました。
この古墳にも、礫郭があって、副葬品が見つかっています。2基とも、白石稲荷山古墳に付属する古墳ではないかと考えられています。
宗永寺裏東塚古墳は5世紀後半に作られた前方後円墳です。
石をくりぬいて作られた舟形石棺と言う形のお棺が境内に置かれています。
七輿山古墳は、6世紀前半に作られた大型前方後円墳。
遺体を納めた施設は調査されていませんが、全長145mと、6世紀の群馬では、最も大きい古墳です。平井地区1号古墳は6世紀後半に作られた円墳で、横穴式の石室が作られていますが、壁は凝灰岩を切り出して加工した石、天井は木材のような物が使われていたのではないかと考えられています。
皇子塚古墳も6世紀後半に作られた円墳です。やはり横穴式の石室を持っていますが、前後二つの部屋を作っているという特徴があります。
伊勢塚古墳は古墳時代も終わりに近い7世紀前半の円墳です。横穴式石室の壁が、大きな丸い石を中心に棒状石を小口に積んだ、「模様積み」というこの地域の古墳独特の積み方で作られています。

もっと知りたい!

見学のしやすい古墳群ですから、ぜひ訪れてみて下さい。 いずれの古墳も、地元の方がたの手できれいに保存されています。個人のお宅に近い古墳もありますので、迷惑にならないように見学して下さい。石室の見学には、懐中電灯などもお忘れなく。 「道の駅ふじおか」のホームページには、白石稲荷山古墳の紹介があります。 「ららん藤岡観光スポット」のページには、白石稲荷山古墳・伊勢塚古墳・平井地区1号古墳・皇子塚古墳・七輿山古墳の紹介があります。
また、平成16年にオープンした藤岡歴史館では、古墳から出土した遺物などを見学することが出来ます。

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