| 四ツ塚古墳(よつづかこふん) |
| 太田市由良町(旧宝泉村大字由良字狐森、旧太田市由良字天王またはその周辺とみられる)にあった古墳。由良台地西縁の、宝泉小学校周辺に分布した14基からなる由良古墳群中の古墳で、宝泉小学校南東約500メートル付近にあったが、現存しない。『上毛古墳綜覧』によれば、「字狐森1902番地」には2基の古墳(宝泉村14号、15号)の記載があり、それぞれ直径40メートル、30メートルの円墳とされる。東京国立博物館には「字四ツ塚1902番地」の四ツ塚出土品として正装男子などの人物埴輪が、また「字狐森」の四ツ塚甲墳、四ツ塚乙墳出土品として、大刀や杏葉、飾金具、辻金具、丸形金具などの馬具類が所蔵されている。これについて、『東京国立博物館図版目録』には宝泉村12号から15号墳との脚注がある。「字狐森」の南隣「字四ツ塚」地内の古墳は、『上毛古墳綜覧』では「字四ツ塚1981番地」の宝泉村16号(直径22メートルの円墳)の1基のみである。これらの古墳は近接しており、この付近に6世紀後半から7世紀にかけて充実した古墳があったことが推定される。〈菅間健司〉 |
| [文献] ◇『宝泉村誌』『太田市史』通史編原始古代 1996 ◇『東京国立博物館図版目録』古墳遺物編(関東II) 東京国立博物館 1983 |