八幡原灰塚II遺跡(やわたばらはいづかIIいせき)

  高崎市八幡原町にある。井野川左岸の河岸段丘上に立地する。1993年に工業団地造成に伴って高崎市教委が発掘調査した。古墳時代中期の古墳1、古墳時代後期の竪穴住居1、平安時代の竪穴住居7、平安時代の溝3、中世の堀2などが調査された。1号墳は、西側の円形半分ほどが見つかっており、形態については不明である。墳丘の直径は約35メートルであり、墳丘の上部はほとんど削平されていた。周堀幅は3.4メートルから4.6メートルであり、周堀の立ち上がりは緩やかなU字形状である。遺物は、土師器の坏、高坏、甕、壷、坩などや須恵器の坏身、甕片などが出土している。埋葬施設については確認されていないが、出土遺物や築造年代などから、竪穴系の施設が設けられていたものと思われる。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈黒沢元夫〉

[文献]
◇『高崎市文化財調査報告書』132 高崎市教委 1994

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