山名原口II遺跡(やまなはらぐちIIいせき)

  高崎市山名町字原口にあり、高崎市南部の鏑川左岸の低台地上に立地する。1990年に高等職業訓練大学校建設に伴って高崎市教委が発掘調査した。古墳2基の調査が対象となったが、墳丘の残されている古墳1号については、現状保存のため範囲確認調査のみを行った。1号墳からは周堀埋土中から多量の埴輪片が発見された。人物、馬、円筒などが確認されている。注目される遺物として大きな目と高い鼻をもち、口の上部に白い石を用いて歯を表現し、鼻にも白い石を埋め込むという全国的に見ても珍しい人物埴輪がある。石室入口部と考えられる場所では須恵器平瓶1、長頚壷1、高坏2が出土した。2号墳は、石室天井部はすでに取り除かれていたものの側壁部分は良好に残されており、象嵌のある柄頭や金銅製鈴、勾玉、切子玉、管玉、金銅製耳環、馬具、小札、刀子、鉄鏃などの遺物類多数が出土した。このため2号古墳も保存されることになり、現在覆屋がかけられて公開されている。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈神戸聖語〉

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