| 八幡町遺跡(やはたちょういせき) |
| 伊勢崎市八幡町にあり、粕川右岸の華蔵寺丘陵から延びる舌状微高地の先端部に立地する。1985年、1987年、1989年に都市計画道路や店舗などの建設に伴って伊勢崎市教委が4地区にわたって発掘調査した。調査面積は約3300平方メートルで、古墳時代の竪穴住居が71棟確認されている。中でも古墳時代後期の竪穴住居が68棟と圧倒的に多く、そのほとんどが重複している。特にA地区では調査面積590平方メートルに対して見つかった竪穴住居が35棟あり、かなり密集していた。遺物では石製模造品が比較的多く出土している。B地区の18号住居では勾玉形と剣形が出土しており、A地区の11号住居の竈内とD地区6号住居の竈の袖からは臼玉が出土している。そのほか、A地区13号住居ではベンガラと思われる赤色顔料が床面上から見つかった。出土遺物は伊勢崎市教委に保管されている。〈早川隆弘〉 |
| [文献] ◇『八幡町遺跡(B地区)』『八幡町遺跡(D地区)』 伊勢崎市教委 1988・1990 |