| 柳田遺跡(やなぎだいせき) |
| 多野郡吉井町多胡字柳田にあり、鏑川右岸の上位段丘面上に立地する。すぐ北側に矢田遺跡が広がっている。1988年に道路建設と河川改修に伴って吉井町教委が発掘調査した。平安時代を中心とした竪穴住居17棟が見つかった。7世紀後半には2棟、8世紀代には4棟の竪穴住居があり、土師器の坏、甑、長胴甕、須恵器の坏などが出土した。9世紀代の竪穴住居は6棟あり、土師器の坏、甕、須恵器の坏、碗、蓋、羽釜などが出土した。5号住居跡からは蛇紋岩製紡錘車が2点出土している。10世紀の竪穴住居は5棟あり、須恵器の碗、土釜、羽釜、土師器の坏、皿、碗、土釜などがある。矢田遺跡とともに平安時代の大きな集落を形成していたと考えられる。出土遺物は吉井町教委に保管されている。〈茂木由行〉 |
| [文献] ◇『柳田遺跡』 吉井町教委 1989 |