柳沢遺跡(やなぎさわいせき)

  吾妻郡東村新巻字柳沢にあり、榛名山北麓に連なる吾妻川右岸に張り出した台地上に立地する。1983年から1984年にかけて土地改良事業に伴って東村教委が発掘調査した。縄文時代中期の竪穴住居3のほか、土坑8、石囲い1などが見つかった。竪穴住居の平面形は円形状で、中央には長方形または長楕円形状の石囲炉が認められた。土坑の平面形は円形あるいは楕円形状で、集石を伴うものが多い。遺物は前期諸磯式から中期加曽利E式にかけての土器類のほか、石器では石斧類が多いのが目についた。非対称の大型把手が付く井戸尻式系の大型深鉢と加曽利E式古式段階の土器が特徴である。出土遺物は東第一小学校に保管されている。〈小池雅典〉

[文献]
◇『柳沢遺跡』 吾妻郡東村教委 1984

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