| 安房田遺跡(やすぼうだいせき) |
| 太田市龍舞にあり、渡良瀬川扇状地に立地する。1974年にほ場整備事業に伴って県教委が発掘調査した。太田東部遺跡群内の遺跡である。古墳時代の竪穴住居5、平安時代の竪穴住居1、平安時代の掘立柱建物1、古墳時代の溝3などが見つかった。注目されるのは古墳時代前期の2号住居で、3カ所の主柱穴の底面に柱根が残っていた。用いられた木の樹種は不明だが、いずれも幅10センチメートル前後の角材で、木口は手斧によるハツリ整形が施されていた。柱根の下部に礎盤はないが、柱根と同じ幅の穴を掘って柱が動くのを防いでいた。出土遺物は県埋文センターに保管されている。〈坂口一〉 |
| [文献] ◇『太田東部遺跡群』 県埋文事業団 1985 |