矢島町薬師遺跡(やじままちやくしいせき)

  高崎市矢島町字薬師にあり、1991年に共同住宅建設に伴って高崎市遺跡調査会が発掘調査した。弥生時代から中世に至る遺跡で、弥生時代の竪穴住居2、古墳時代の竪穴住居5、薬師山古墳の周溝の一部、中世の掘立柱建物に伴うと考えられる柱穴群などが見つかっている。弥生時代後期の竪穴住居の1棟は東西7.4メートル×南北6.1メートルの東西に長い隅丸長方形の平面形で、壁直下には周溝がほぼ全周している。柱穴4、炉2、貯蔵穴1、出入口に伴うと考えられるピット2が見つかっている。簾状文と波状文を施した甕や高坏などが出土している。隣接する同時代の遺跡である鈴の宮遺跡や矢島竹之内遺跡との関連性が考えられる。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈神戸聖語〉

[文献]
◇『矢島町薬師遺跡』 高崎市遺跡調査会 1994

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