| 矢島町村西・増殿遺跡(やじままちむらにし・ぞうどのいせき) |
| 高崎市矢島町字村西にある。宿大類遺跡群に含まれる。1985年にほ場整備に伴って高崎市教委が発掘調査した。縄文時代、古墳時代、奈良・平安時代、中世の各時代の遺構が確認された遺跡である。縄文時代の竪穴住居5、古墳時代の竪穴住居10、奈良・平安時代の竪穴住居16と掘立柱建物6のほかに中世の城館とそれに伴う掘立柱建物11、井戸10などが見つかっている。遺構のなかで注目されるのは矢島町村西城で、発掘調査により井野川左岸低段丘上に構築された複郭式の構造を持つことが分かった。この城は、内堀や外堀に区画された六つの郭から構成され、最東の南北に長い長方形の郭の中央先端から真東へ向かって道路状の遺構が延びていた。内部の郭からは掘立柱建物や、井戸などが見つかっている。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈神戸聖語〉 |
| [文献] ◇『矢島町村西・増殿遺跡』 高崎市教委 1987 |