村北遺跡(むらきたいせき)

  高崎市宿大類町字村北にあり、高崎市街地より東方約3.5キロメートルの井野川右岸台地上に立地する。1984年にほ場整備事業に伴って高崎市教委が発掘調査した。宿大類遺跡群に含まれる。平安時代の水田、中世の館、墓地などが見つかった。遺構の中で注目されるのは、中世の館である。堀を含めた規模は、東西29メートルから30メートル、南北34メートルから35メートルで、わずかに南北に長い長方形の平面形の小さな館であるが、館内から掘立柱建物5、竪穴状遺構1、井戸状遺構6、柵列2などが見つかり、建物の配置関係が明らかになった。館内からの出土遺物には、青磁の破片や軟質陶器製の片口、鍋片などがある。また、館の東側で掘立柱建物9、井戸状遺構3、土坑墓4なども見つかっており、館と同時期の遺構であることから、興味深い遺構群となっている。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈神戸聖語〉

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