| 宮廻遺跡(みやめぐりいせき) |
| 勢多郡北橘村箱田字宮廻にあり、赤城山西南麓の台地上の標高245メートルのところに立地する。東方250メートルに朝日塚、将軍塚、七騎塚古墳からなる古墳時代終末期の宮廻古墳群がある。1993年に住宅建設に伴って北橘村教委が250平方メートルの範囲を発掘調査し、奈良時代の竪穴住居3棟が見つかった。竪穴住居の残存状態はよかったが遺物は坏類がわずかに出土しただけだった。宮廻古墳群をはじめとし、木曽三柱神社周辺には後期から終末期の古墳群が多く存在する。また、この遺跡から半径1キロメートル以内に西浦遺跡、芝山遺跡、箱田遺跡群三角・上原遺跡といった奈良時代の遺跡が調査されている。古墳時代から奈良時代への移行、奈良時代集落のあり方を研究する上で資料を提供する遺跡である。出土遺物は北橘村教委に保管されている。〈長谷川福次〉 |
| [文献] ◇『北橘村村内遺跡』II 北橘村教委1994 |