| 宮地中田遺跡(みやじまかたいせき) |
| 前橋市宮地町にある。前橋市の南東にあたり、現状は耕地整理が終了し平坦であるが、古くは小さな起伏があり、水田、集落が点在していた地区にあたる。As-B下の水田が現耕作土下30センチメートルから40センチメートル下に良好に残されていた。畦の方角は東西、南北の方位にほぼ一致している。92面の水田のなかで水口は18カ所しかなく、水田への給水は標高差を利用した「かけ流し」の方法をとっていたと考えられる。また、東西方向の大畦が109メートル間隔であり、条里制の坪境畦にあたるものと考えられる。坪交点も2カ所で見つかっている。畦の状況から土地区割りを東西を5分割、南北を2分割の10分割とする半折型地割りであることが分かった。出土遺物は前橋市教委に保管されている。〈坂口好孝〉 |
| [文献] ◇『宮地中田遺跡調査報告書』 前橋市埋文調査団 1997 |