宮貝戸古墳群(みやがいとこふんぐん)

  伊勢崎市波志江町字宮貝戸にあり、波志江沼西側の台地上標高92メートルのところに立地している。1979年に土地改良事業に伴って伊勢崎市教委が発掘調査した。調査は削平されてしまったり、道路や水路により破壊されてしまう古墳4基について行われた。いずれも破壊が進んでいたが、3基の古墳で石室が確認され、うち2基は輝石安山岩を使用した横室式両袖型石室であった。石室内からは鉄片が少量出土したのみである。ほか2基の古墳からは埴輪が出土した。直径32センチメートルの円筒埴輪や直径60センチメートル、高さ70センチメートルの朝顔形埴輪が出土している。『上毛古墳綜覧』にはこの地域に9基の古墳が記載されているが、調査された4基は記載されておらず、当初は少なくとも20基を超える古墳群であったことが推定される。年代的には5世紀後半以後から営まれた古墳群と考えられる。出土遺物は伊勢崎市教委に保管されている。〈村田喜久夫〉

[文献]
◇『宮貝戸古墳群・蟹沼東古墳群』 伊勢崎市教委 1980
◇『波志江今宮遺跡』 県埋文事業団 1995

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