| 南近藤遺跡(みなみこんどういせき) |
| 館林市苗木町字南近藤にあり、邑楽・館林台地南縁の、近藤沼を形成する開析谷に突出した標高約20メートルの台地上に立地する。1988年に国道354号改良工事に伴って、1992年と1996年には民間開発に伴って館林市教委が発掘調査した。1988年の調査時に古墳時代後期の竪穴住居3、奈良時代の竪穴住居1が、1992年と1996年の調査の際に古墳時代後期の竪穴住居4が調査された。古墳時代後期の住居は1辺3メートルから5メートルのほぼ正方形で、いずれも北西方向に竈を設けている。奈良時代の住居は約2メートル×3.6メートルの方形で、東南方向に竈を設けている。これらの住居は円形に配列された様相が見られる。本遺跡の東方約200メートルにある北近藤第一地点遺跡から古墳時代後期の竪穴住居26棟が調査されていることから、本遺跡もまた近藤沼を南に望む集落の一つとして位置づけられている。出土遺物は館林市教委に保管されている。〈岡屋紀子〉 |
| [文献] ◇『中島遺跡 北近藤第一地点遺跡 南近藤遺跡』 1988 ◇『館林市内遺跡発掘調査報告書』 1992・1997 館林市教委 |