皆沢焼窯跡(みなざわやきかまあと)

  勢多郡富士見村皆沢字中島にあり、赤城山南西麓の谷地に面する台地傾斜面に立地する。江戸時代末ごろの陶磁器窯である。現状では3基程度の窯体が確認できている。また、周辺の地形から工房や住居があることも予想されるなど、県内の近世窯の中で最も遺存状態が良好であるといわれる。さらに、『前橋藩松平家記録』や『焼物配合法控』などの関連文献が残っていることとも併せて、本県の近世末の社会や経済の情勢を究明する上で非常に重要な遺跡である。〈羽鳥政彦〉

[文献]
◇『富士見村誌』 1954
◇大西雅広「「皆沢焼物場所」出土の資料について」『群馬の考古学』 県埋文事業団 1988

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