| 三ツ木遺跡(みつぎいせき) |
| 佐波郡境町三ツ木にあり、境町の東隅から、新田郡新田町にまたがる木崎台地の西側の標高40メートル付近の低台地上に立地する。1976年に上武道路建設と、早川河川改修に伴って自光坊・堂前地区が発掘調査され、三ツ木遺跡と命名された。付近では発掘調査が数多く実施されている。ここでは古墳時代前期の方形周溝墓1、古墳時代から平安時代までの竪穴住居235、掘立柱建物12などのほか、室町時代の墓坑や、縄文時代中期や弥生時代後半の土坑が見つかっている。集落は奈良・平安時代が中心で、掘立柱建物には総柱や庇付きのものが含まれている。注目される遺物に、銅製巡方や「殿田」と墨書された須恵器坏がある。官衙的機能を持った集落としての再検討が必要である。その後、1976年には国道354号の建設に伴って越戸地区が調査され平安時代後半の竪穴住居4棟が見つかっている。近接する皿沼地区では平安時代の洪水で埋もれた畠などが調査されている。出土遺物は県埋文センターに保管されている。〈飯田陽一〉 |
| [文献] ◇『三ツ木遺跡』『三ツ木越戸遺跡』 県埋文事業団 1985・1981 |