| 万相寺遺跡(まんそうじいせき) |
| 高崎市宿大類町字万相寺にある。1984年に工業団地造成に伴って高崎市教委が発掘調査した。宿大類遺跡群に含まれる。縄文時代から中世に至る遺跡で、縄文時代後期の住居3と土坑2、弥生時代後期の竪穴住居12、古墳時代前期の竪穴住居1、古墳2、奈良・平安時代の竪穴住居5と掘立柱建物1、As-B下水田約700平方メートルのほかに、中世の掘立柱建物4と井戸7などが見つかっている。遺構のなかで注目されるのは、縄文時代の敷石住居と弥生時代の竪穴住居である。敷石住居は高崎市内の平野部での最初の発見例で、石組炉内には埋設土器を伴い、この土器と近くで見つかった土坑内から出土した土器とが接合したため両者が同時期の遺構であることが分かった。弥生時代後期の竪穴住居ではすべての炉から埋設土器が見つかっており、高崎市内で従来発見されている炉とは様相を異にしている。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈神戸聖語〉 |
| [文献] ◇『万相寺遺跡』 高崎市教委 1985 |