不動山東遺跡(ふどうやまひがしいせき)

  高崎市綿貫町字堀米前にあり、東方400メートルには井野川が南流している。井野川右岸の沖積地内の自然堤防上に立地する。南西100メートルには不動山古墳があり、綿貫古墳群の範囲に包括される場所である。1986年に病院増築に伴って不動山東遺跡調査会が発掘調査し、竪穴住居6(古墳時代前期2、中期末1、後期1、平安時代2)、井戸1(中世以降)、溝4、集石遺構1(古墳時代後期以降)、土坑37、風倒木痕19が見つかった。竪穴住居のうち、2号住居の床面からは朝鮮半島との強い関係が想定される格子叩きを持つ土師質の甕が1点出土している。東に隣接する堀米前遺跡からも同様に格子叩きを持つ土器片が出土しており、5世紀後半の築造とみられる不動山古墳被葬者との関連も注目される。1979年に病院建設に伴って調査された堀米前遺跡は一連の遺跡と考えられる。出土遺物は高崎市教委に保管されている。〈田村孝〉

[文献]
◇『不動山東遺跡』 不動山東遺跡調査会 1986

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