| 福島遺跡(ふくしまいせき) |
| 群馬郡群馬町福島にあり、榛名山東南麓の標高110メートル前後のところに位置する。相馬ヶ原扇状地の傾斜が緩み平坦な台地へと移行する地域にあたり、低湿地と微高地が交互に入り組む複雑な地形を生み出している。本遺跡は、この低湿地に立地する。1984年に区画整理事業に伴って群馬町教委が発掘調査した。As-Bに埋没する平安時代の水田が見つかった。また、古墳時代の水路と判断される溝や、複数の流路を形成し弥生時代後期ごろから平安時代まで存続する性格不明の溝状遺構なども見つかっている。周辺微高地上には、縄文時代以降の集落があり、水田を営んだ人々の居住地もここに求められよう。また、遺跡北側に東山道駅路の存在が推定されている。出土遺物は群馬町教委に保管されている。〈田辺芳昭〉 |
| [文献] ◇『福島遺跡』 群馬町教委 1985 |