平塚遺跡(ひらつかいせき)

  安中市鷺宮字平塚にある。1995年に桑園造成に伴って安中市教委が発掘調査し、古墳2基が見つかった。K-1号墳は直径約12メートルの円墳で、周溝は幅2.5メートルから5メートルで不整円形にめぐり、北西部分が外側へ張り出す。東には幅1.5メートルのブリッジが認められる。埋葬施設は南へ開口する横穴式石室で、全長4.0メートル、玄室長2.1メートル、玄室幅1.5メートル。玄室内からは鉄釘69点が出土した。墳頂部と東側周溝内からは8世紀前半の須恵器坏、蓋、長頚壷、短頚壷などが見つかっている。古墳自体の構築年代は7世紀終末から8世紀初頭と推定される。また、K-2号墳は直径約7メートルの小規模な円墳で、埋葬施設は横穴式石室と推定されるが、遺存状態が悪く石室の構造は分からない。この周辺には小規模な古墳が点在しており、終末期の古墳群があったとみられる。出土遺物は安中市教委に保管されている。〈大工原豊〉

[文献]
◇『落合II遺跡・平塚遺跡・三本木II遺跡・三本木III遺跡』 安中市教委 1996

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