| 原田篠遺跡(はらたじのいせき) |
| 富岡市上田篠字諏訪平、字原町にある。鏑川とその支流の雄川の合流点の南西約500メートルに位置し、両河川によって形成された河岸段丘上に立地する。1982年から1983年にかけて、工場用地造成に伴って富岡市教委が遺跡の一部を発掘調査した。古墳時代後期の竪穴住居8、奈良時代の竪穴住居2、平安時代の竪穴住居8、中世から近世にかけての墓坑11などが見つかった。さらに1995年から1996年には、農道改良工事のために調査され、奈良時代から平安時代にかけての竪穴住居8棟などが見つかった。これらの結果から、この集落は6世紀末から10世紀末ごろまで続いていたことが分かった。古墳時代後期の群集墳である上田篠古墳群の中でも、西方の原町から布和田を中心に分布している支群と関係する集落と考えられる。出土遺物は富岡市教委に保管されている。〈井上太〉 |
| [文献] ◇『上田篠古墳群・原田篠遺跡』 富岡市教委 1984 |