八幡遺跡(はちまんいせき)

  太田市鳥山にあり、大間々扇状地の台地末端部に立地する。1972年から1973年にかけて、蛇川河川改修工事に伴って県教委が発掘調査した。古墳時代から奈良・平安時代の竪穴住居25、掘立柱建物7、溝11、井戸3、土坑2などが見つかり、平安時代の9世紀の集落が主体となる。注目されるのは、平安時代の坏類である。これらには内面に篦研磨を施したものが多く、また墨書や刻書が多い。この遺跡の周辺に位置する寺井廃寺、天良七堂遺跡、入谷遺跡などの影響が指摘されている。出土遺物は県埋文センターに保管されている。〈坂口一〉

[文献]
◇『太田市八幡遺跡発掘調査報告書』 県教委 1974
◇『太田市史』通史編原始古代 1996

戻る