箱田遺跡(はこだいせき)

  前橋市前箱田町にあり、前橋台地と相馬ヶ原扇状地の接点部近くに立地し、周辺には日高遺跡など古墳時代や平安時代の水田に関する遺跡が多数ある。1984年に前橋市埋文調査団が発掘調査し、As-Bに埋没した水田40面が見つかった。ほぼ真北方向に直線に走る畦を基準とし、これに東西方向の畦が直交している。畦の交点には手のひら大の石が埋設されていた。水田区画は長方形と考えられる。また、水田の水口と用水路も確認された。畦の方向、水田区画の形、区画の方法から約109メートルごとに規則的に区画される条里制によって区画された水田と考えられる。〈佐藤則和〉

[文献]
◇『箱田境遺跡』 前橋市埋文調査団 1985

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