| 羽黒古墳群(はぐろこふんぐん) |
| 伊勢崎市茂呂の羽黒団地北側にあり、広瀬川左岸台地上の標高54メートルのところに立地する。『上毛古墳綜覧』には5基の古墳が記載されているが、戦中戦後の開発およびその後の土砂採取などにより破壊されてしまった。1969年に土砂採取に伴って2基の古墳を伊勢崎市教委が発掘調査した。1号墳は角閃石安山岩を使用した横穴式石室で、墳丘には2段の葺石が施され、中段に人物を含む埴輪列がある。2号墳は河原石を小口積にした横穴式袖無型石室で、壁面はベンガラで赤色塗彩されており、鹿角製刀装具、滑石製臼玉、琥珀製棗玉、碧玉製管玉、鉄鏃などを出土している。墳丘規模はいずれも直径約20メートルである。この古墳群の古墳の多くは角閃石安山岩を用いた横穴式石室があるものと考えられており、年代的には6世紀から7世紀に形成されたものと思われる。出土遺物は伊勢崎市教委に保管されている。〈村田喜久夫〉 |
| [文献] ◇『群馬県史』資料編3 1981 |