| 西三社免遺跡(にしさんじゃめんいせき) |
| 群馬郡群馬町棟高字西三社免にあり、相馬ヶ原扇状地末端部に立地する。現在の河川からは離れるが、遺跡に接して湧水が認められ、遺跡内には低地部分がある。標高は140メートル前後にある。1990年に道路改良工事に伴って群馬町教委が発掘調査した。北側の微高地上の10メートル×10メートルの範囲から、数点の弥生土器が破片で出土した。1点は甕片で、口縁は無文帯、胴部上半部は沈線による三角連繋文を施す。もう1点は底部破片で網代痕が認められる。前者は、県西部の初期弥生土器の有文甕によく見られるものであり、縄文晩期の浮線文系甕からの系譜を引くと考えらる。現段階において、群馬町内で認められる弥生資料として最古のものである。そのほか、古墳時代初頭から平安時代の竪穴住居群が見つかったが、その主体は平安時代にある。出土遺物は群馬町教委に保管されている。〈清水豊〉 |
| [文献] ◇『西三社免遺跡』 群馬町教委 1990 |