| 西上原遺跡(にしかみのはらいせき) |
| 勢多郡富士見村米野字西上原にあり、広大な範囲に展開するが、単一の遺跡ではない。赤城山西南麓の台地上に立地する。1988年に土地改良事業に伴って、道路予定地で遺構が見つかった3地区について富士見村教委が発掘調査した。A地区の遺構は土坑が約10基見つかっただけであるが、縄文時代中期から後期の遺物包含層が見つかっており、多量の遺物が出土した。この中で水鳥の線刻が施された深鉢の破片は全国でも数少ない事例であり、貴重である。B地区では奈良時代の竪穴住居1棟、ピット群、溝、C地区では平安時代の用水路と思われる溝が見つかっている。出土遺物は富士見村教委に保管されている。〈羽鳥政彦〉 |
| [文献] ◇『西上原・東上原・米野田遺跡』 富士見村教委 1989 |