長野北部遺跡群(ながのほくぶいせきぐん)

  高崎市北新波町、楽間町、行力町、浜川町、群馬郡箕郷町下芝にあり、榛名山東南の裾野扇状地上に広がる。1981年から1987年にかけて、土地改良事業に伴って高崎市教委、箕郷町教委が発掘調査した。調査対象地域は73haに及び、As-Bに埋没した水田や流路が広範囲にわたって見つかったほか、平安時代後期の竪穴住居も数カ所で見つかり、中世の溝も見つかった。北新波遺跡では口縁部羽釜状の甑が初めて報告された。As-Bに埋没した水田は、平野部におけるような条里地割りを示す基準畦がなく、傾斜地形を利用した棚田状になっている。また形態の異なる水田に付設された水路が数種類見つかっている。〈金子智一〉

[文献]
◇『北新波遺跡』 1982
◇『中屋敷西(I)・殿田・清水(I)・舞台(III)遺跡』 1984
◇『中屋敷(I)・舞台(III)遺跡』 1985
◇『六反田・中屋敷(II)遺跡』 1986
◇『水口替戸・石田遺跡』 1987
◇『一丁目・榛名社西遺跡』 1988 高崎市教委

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